第1回「CHIDO(チード)」 文:リエキンリエコン 男性形「chido(チード)」女性形「chida(チーダ)」最上級「chi disimo(チディシモ)」 chidoは今や若者の間で完全普通に使われる言葉ですが、意外にそのルーツを 知っているメキシコ人はかなり少ないようです。 「chido」という言葉は19世紀の言葉で、ジプシーの人々(17世紀末スペ インからアメリカ大陸に到着した社会から疎外された人々、一般的に犯罪と結び付け られた人々)によって作られ、メキシコなどの国々の犯罪的グループの俗語(もしく は隠語)としてアメリカ大陸にもたらされました。現在ではメキシコ合衆国のどんな 人々にも使われている言葉の一つです。 同意語のスペイン語単語は「bueno」「bonito」「agradable」 「comodo」「ameno」「divertido」「a gusto」等実に 多様な意味を持ちます。 つまり日本語では、良い、美味しい、素敵、綺麗な、心地よい、快い、居心地良い、 楽しい、気楽、いかす、カッチョイイ、お洒落などでしょう。 また、saleやcamara(これはカメラの意じゃなく了解とかそういう意味 のこれまたメキシコの俗語、もしくは言い回し)をchidoの前につけると、 =estoy de acuerdo,nos vemos despues. hasta luego, que te vaya bien などとなります。 例1:「Como estuvo la festa?」 パーティーはどうだった? 「estuvo chidiiiiisimo!」 ちょーーーーーーよかったよ。 例2:「Me cayo bien Maria.」 マリア(友達として)気に入ったよ。 「Si,verdad?Maria es chida.」 そうでしょ?マリアはいい人だよ。 例3:「entonces,nos vemos a las 5:00.」 じゃ 、五時に。 「Sale chido」 了解、じゃ、また。 例4:「man〜ana te hablo」 じゃ 明日(君に)電話するよ。 「Camara chido」 わかった、じゃ 。
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